50からでもできること

知命50歳でも踏ん張ります

子供向け推理小説といえば

 モリビトです。

 

 5日のラグビー日本は、サモア戦で見事に勝利を収めて、ますます日本中が盛り上がっております。

 

 さて、読書の秋、前々回、「人生二万冊」の目標を持つ人のを回顧をお話ししました。人生二万冊を目指しているような人は、ジャンルや筆者の好みなどなく、片っぱしから読んでいる感じがありますが、ちゃんと感想、書評を述べており、しかも内容もきちんと頭に入っている感じがします。

 なおさら自分には無理だなと、私はせめて人生五千冊を目指して、本を読んでいます。

 

 読書遍歴のお話をするといっていましたので、まずは小学生時代に読んでいたもの。

 

 先にも触れましたが、この頃は、江戸川乱歩です。初めて読んだのは、児童向けシリーズ(全50冊くらいのシリーズ)の6号目ぐらいだったかの「夜光人間」です。

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夜光人間単行本

 ゴレンジャーや仮面ライダーといった実写ものが流行っていた小学校時、何らかのタイミングでこの本を手にすることになりました。

 地域の上級生に聞いたのか、先生だったか、きっかけは思い出せませんが、とにかくタイトルが奇怪なことに、実写ものをテレビで見ていては味わえない何かを感じたのだと思います。

 読み始めると、小学生にはあまりにも刺激的なトリックが、次々と文章で表現され、それをなんとか想像することに必死になって読んでいました。想像することに必死になるとは、具体的にイメージすることが、小学生の経験と語彙では難しく、時折挟み込まれている、挿絵でようやく自分が想像したものと近いかどうかを確認できるということでした。

 単に、国語の勉強不足ということもありますが、「これはどういうこと?」というモヤモヤ感が、読み進めていくとどんどん出てきます。

 それが悔しいので、きっと面白いことが書いてあるんだなと、強い思いで、イメージを膨らませる訓練がこの時できたと思います。

 

 1冊目でかなり衝撃を受けたのでしょう。シリーズものの「夜光人間」に続き、次に選んだのは確か「透明怪人」でした。やはり、奇怪なタイトルから、様々なトリックが展開されるんだろうという期待を込めて選んでいたと思います。

 こうしたシリーズを読み始めようと決める時、すでに本好きの人ならば、1号目から読み進めることでしょう。ですが、とにかく刺激が欲しくて、奇怪なタイトルはないものかと、選んで読んでいったことを覚えています。

 

 そのうち、タイトルで選んでいては、刺激が満たされないと思ったのか、1号から読み進めていくことにしました。「青銅の魔人」や「魔術師」など、奇怪なタイトルとその内容に、十分に心踊らされ、全シリーズを読みきりました。時に、小学5年生ぐらいだったと思います。

 江戸川乱歩を読んで、推理、サスペンスといったジャンルが好みとなってしまったのでした。

 

今日はこの辺で終わりにします。