人生二万冊
モリビトです。
飯豊山はなんとか無事に登ることができ、今年の1番の目的を果たしました。
そんなわけで、飯豊山のことはこれくらいにします。
さて山登りのほかに、続けていることはないか。
色々考えて、
「読書」
を取り上げます。「読書」と聞いて、まぁ普通、と思われることと察します。
「読書」が趣味になった理由に、高校生時代に所属していた部の先輩の言葉があります。
その先輩の言は、
「人生二万冊」
ふと、その先輩が部活動の終了時に、単行本を読みながら呟いた言葉で、後にも先にも発せられませんでした。私は、それをふと、耳に、脳に、刻んでしまったのです。
かなり強烈なinputでした。
この意味を考えて(計算して)みた時、仮に一日一冊(小説300ページ前後)を読むとして、一年365冊。
20000を365で割ると54.…。
つまり、中学生ぐらいで本好きになって15歳。
読書好きの気が付いてから、一日一冊本を読んで、古希70歳の頃にやっと二万冊なんです。
二万という数値の定義づけは、その先輩なりの目標でしょうが、かなり衝撃を受けました。だってその人にとって、決めるべき数値なのですから。
私の読書遍歴といえば、
小学生時、江戸川乱歩のシリーズ物(児童向け単行本)が好きで、小学卒業までに40冊ほどのシリーズを読み終えたことを自分の中で自慢しています。ワクワクしながら次へ次へと読んでいたことを思い出します。
明智小五郎と小林少年。
その頃、テレビドラマでも放送していた、天知茂の明智小五郎、良かったです。
顔の変装を剥がすシーンは印象的だったなぁ。
中学時代は、赤川次郎が流行ったなー。薬師丸ひろ子主演の映画がかなり影響してることを否定できません。
ほかに分かった風を装って、松本清張を何冊か読んでみたけど、分からなかった。
正直今でも、自分の中ではわからない。
それから高校2年。当時、理系だった私は、たまに小説を読むくらいで、受験を迎える立場としては全く読んでいなかったことを覚えています。
人生二万冊
その時、脳に刻まれた言葉に、多分、自分ではそんな目標は「無理だな」と思いました。
ですから、人生五千冊くらいで、図書館通いを続ける、知命の今日を思うモリビトです。
次回は、これまでの読書遍歴とそのわけ、に似たこととして発します。