50からでもできること

知命50歳でも踏ん張ります

脱 昭和の演歌

モリビトです。

 

 前回、昭和の歌謡を個人的に記述しました。

 誰にも思い思いの歌謡シーンがあると思われます。

 

 今日は、演歌です。

 演歌界の総売り上げは、サザンや安室などの超ヒットアーティストの一つのアルバムCD総売り上げと同じ程度だと聞いたことがあります。

 

 まぁ、売り方も全然違うし、マスコミの影響力が違うし、購入層も違うし、金の流れが全く異なっていると感じます。

 でも、昭和演歌は違っていました。私は1960年代より後しか知りませんが、少なくとも、平成に入る少し前、演歌は大変元気だったと思います。

 

 レコードからCDにソフトメディアが移行する時期は、年末のレコード大賞も、歌謡界からのヒットは少なく、アイドル路線を継承したツケが散々な目を負いました。

 しかし、演歌は地道なヒットを飛ばし、細川たかしや、サブちゃんなどいい歌を歌っています。そんな中で、私のお気に入りをいくつか紹介します。

 

 はじめに、ご存知大御所サブちゃんから。

 いろいろありすぎますが、「風雪ながれ旅」でしょう。

 昭和の偉大なじょんがら三味線奏者の生き様を歌った歌詞とサブちゃんの声量は、もう圧巻です。紅白歌合戦の紙吹雪の中で歌うサブちゃんは、NHKアーカイブでも音楽部門上位間違いなしの映像です。生で見られたことは宝物の一つとして心に刻みます。

 ちなみにじょんがら三味線の師、高橋竹山のレコードも手に入れて聴いてみましたが、言葉が他にありません。素晴らしい、の一言。津軽里山に響くじょんがらが染み渡ります。機会があれば聴いてみてください。

f:id:ymoribito:20200608211736j:plain

紙吹雪の中、歌うサブ

 

 次は、石川さゆり

 なんといっても「津軽海峡冬景色」です。

 アイドルといってもいい10代でこの歌をヒットさせ、演歌界の救世主だったのではないかと思っています。子供の頃、演歌って何?という頃にヒットしました。そのパンチ力、歌唱力は当然、さゆりさんのアイドル負けしない可愛さ。令和の今でこそ昭和のベテラン演歌歌手で名が通っていますが、実力と影響力は、演歌界の今、最大です。

f:id:ymoribito:20200608211926j:plain

デビュー当時のさゆりさん、かわいい。

 

 最後に私の一押しは、八代亜紀です。

 亜紀さんといえば、「舟唄」です。

 個人的に、演歌、歌謡、アイドル問わず生涯ベスト10に入れる1曲は「舟唄」です。

 歌詞のシンプルさ、亜紀さんの歌唱力、歌詞が醸し出す世界観。

 高倉健主演の映画「ステーション」で、年末の居酒屋に立ち寄ったとき、大晦日紅白の「舟唄」が流れます。 いいです。 聴き入ります。あの雰囲気はわかるかなぁ。

 それから、NHKで昔、色を扱った番組がありました。その中で、故郷八代を訪れた亜紀さんが、アカペラで「舟唄」を歌ったことがあります。 もう最高でした。紫色に染まる夕焼け空に向かって「生舟唄」を亜紀さんが歌います。生で聴けたら涙を流すでしょう。

f:id:ymoribito:20200608212044j:plain

亜紀さん、一緒にお酒飲みましょう。

 

 ということで、昭和の演歌。昭和は歌謡、演歌、なんでもよかった。ということで年寄りのひがみを続けます。次は多分、フォーク。(うわぁーやめて、くさい)